動物愛護パネル展、ペット同行避難訓練のご報告
埼玉県朝霞市で活動しています、動物との共生社会を目指す会 Vest.です。
令和5年度の動物愛護週間が終わりました。
団体としては、一年中動物愛護週間のつもりで活動をしていますが😅
さて、動物愛護パネル展が9月20日(水)~27日(水)正午まで開催されました。
たくさんの方にお越しいただきありがとうございました!
別に打ち合わせをしたわけではなかったのですが、今年は何故か3団体の展示物にイラストが多く、統一感がありましたね。
★もめんいとさん
★そらとゆめさん
Vest.では、環境省が発行しているパンフレット「ほんとうに飼えるかな?」をパネル展示しました。
「可愛い!」と、犬や猫などの小動物が簡単に手に入って(この表現は好きではありませんが)しまう昨今、最後までお世話をして一緒に暮らしていけるのか、家族に迎える前によく考えて悩んでほしいものです。
病気になれば治療が必要ですし、高齢期になれば若い頃の何倍もお世話が大変になります。
お金を出すのも、世話をするのも飼い主のあなたであることを忘れないでください。
命を預かる責任を覚悟のうえで、その動物の特性やかかりやすい病気などを勉強してから迎えましょう。
★環境推進課
パネル展と並行して開催された「シニア犬の介護者サロン」も参加された方々のお陰でとても有意義な時間となりました。
少人数でしたが、ワンちゃんと出会ったきっかけから、クスッと笑ってしまうようなエピソード、高齢になってからの介護の日々、最期を迎えた時の心境などを一つ一つ語っていただきました。
私自身も旅立っていった先住犬を思い出し、温かい何かに包まれたような心地よさを感じました。
また来年も同じようなテーマで開催したいと思います。
動物愛護週間が過ぎてからになりますが、9月30日(土)は朝霞市で初めて、ペット同行避難訓練が開催されました。
朝霞市総合防災訓練と同時開催されたこのイベントは、以前から朝霞市に何度も要望していて、今回、初の試みで開催され無事に終了しました。
校区内外から、たくさんのワンちゃんと飼い主さんが参加して下さり、避難所とはどのような場所で、同行避難すると手続きなどはどんな流れなのかを実際に体験してもらいました。
まず、受付で避難者カードやペット受入れ簿に記入してもらいます。
その後、ワンちゃんにクレートやキャリーバッグに入ってもらい、少しの間飼い主さんにその場を離れてもらいました。
全く動じず、大人しく飼い主さんを待っていられるワンちゃんもいれば、不安で寂しくてクンクンと泣いているワンちゃんもいます。
環境がいつもと違って、いつもそばにいる飼い主さんがいない避難所では、ストレスで体調が悪くなるワンちゃんネコちゃんが出てくるでしょう。
同行避難ではなく、いつか近い将来に同伴避難が出来るようになるといいなぁと思いました。
ペット避難所体験の後は、クレートトレーニングデモンストレーションを行いました。
「ハウス」のコマンドでクレートに入れるかな?
ワンちゃんに適したクレートサイズやトレーニング方法を説明させていただきました。
クレートはワンちゃんが安心できる場所として、日頃からお部屋に置いてほしいアイテム。
自発的に入ってくつろぐようになったらトレーニング成功です。
今までクレートを使ったことが無いワンちゃんは、時間がかかるかもしれませんが、成犬からでも大丈夫!遊びの延長で、ゆっくりと根気よくトレーニングしてみてくださいね!
埼玉県獣医師会南支部から4名の先生が、災害時ペットなんでも相談会とマイクロチップ体験会を担当してくださいました。
脱走や迷子にならない限り、マイクロチップの読み取りをすることはまずないので、初体験のワンちゃんが多かったのではないでしょうか。
貴重な体験をしたと思います。
朝霞市初の試み、ペット同行避難訓練は事故もトラブルもなく、無事に終えることが出来ました。
素晴らしいチームワークの環境推進課、忙しい診療時間中に会場にお越し下さった獣医師会の先生方、ペット同行避難訓練を体験された参加者の皆様、長時間にわたりご協力ありがとうございました!