2024年2月25日(日)「猫と飼い主の防災セミナー」開催のご報告
埼玉県朝霞市で活動しています、動物との共生社会を目指す会 Vest.です。
先日の「猫と飼い主の防災セミナー」にご参加の皆様、お寒い中、足元の悪い中、お越しくださいましてありがとうございました。
講師に、三郷市議会議員であり彩の国動物愛護推進員、みさと動物愛護クラブ副代表である、猫の特性に詳しく、ペット防災について多方面で啓発活動をされている佐々木修さんをお招きして、ご講演いただきました。
朝霞市の防災対策やペット防災の取り組みが、市のホームページにアップされていますが、大切な部分をダウンロードして分かりやすく説明してくださいました。
さらに朝霞市で発行しているペット防災手帳まで印刷して説明してくださり、佐々木さんには心から感謝申し上げます。
ペット防災セミナーはVest.主催で何度か開催しておりましたが、猫に特化したセミナーは今回が初でした。
セミナー開始の冒頭でお話ししましたが、昨年開催されたペット同行避難訓練に参加した猫の飼い主さんが、「猫との同行避難は無理」とがっがりされた声があったため、猫に特化した防災セミナーを今年度中にやりたいと考えていました。
犬よりも神経質で、大きな物音や環境の変化に敏感な猫は呼び戻し一つをとっても困難です。
なので、とっておきのおやつが必要とのこと。
どんな状況でも喜んで来る絶対的なおやつを用意。
命に大切なフードは1種類ではなく、何種類かを用意するといいそうです。
避難所への移動にはたくさんの荷物があります。
猫を洗濯ネットに入れ、キャリーに入れて手に持ち、猫用と人間用の避難グッズが入ったリュックを背負って移動しなければなりません。
そして避難所では、狭いキャリーに入ったままだとストレスに感じる猫もいるでしょう。
そこで、佐々木さん推奨のソフトケージを紹介してくれました。
これなら折りたたんでリュックに入りますね!
中に入ってる猫がカリカリしても扉のファスナーが開かないように、ワイヤー(パンの袋の口留めするビニタイでもよい)などで留め、ハードキャリーの場合は、上の部分がふたタイプのものが扱いやすく、誰かが扉を開けないようにキャリーを縦横に養生テープや布テープでしっかり留めておくと安心だそうです。
それと、寒い冬には使い捨てカイロをキャリーの中に入れてあげたいが、袋が破けて猫が誤嚥する可能性もあるのでキャリーの底(裏側)にカイロを貼っておくと安全で保温できる!
これは目から鱗でした😊
講演の最後にお話しされた一言がとても印象に残りました。
それは「飼い主はどんなことがあっても死んではいけない」
そう、飼い主は何があっても猫を守らなければなりません。
共感するとともに心にささった言葉です。
いつ起こるか分からない災害に備えて、様々な視点から的確にお話しをして下さり、たくさんのことを学んだ有意義なセミナーとなりました。
本当にありがとうございました。
これからも、朝霞市の防災対策とペット防災の取り組みを、まだ知らない方たちへ周知できるように、引き続き啓発をしていきます。