9月は「防災月間」~大切な家族を守るために~
2024/09/16
埼玉県朝霞市で活動しています、動物との共生社会を目指す会 Vest.です。
9月は「防災月間」です。
1923年(大正12年)9月1日午前11時58分に関東大震災が発生。
マグニチュード7.9、関東の広範囲に大きな被害をもたらしました。
この巨大地震にちなみ、9月1日が「防災の日」9月は「防災月間」と定められました。
そして9月は台風シーズン。
近年台風やゲリラ豪雨による被害が朝霞市を含む各地域でも多発しています。
自然災害を止めることはできませんが、被害を最小限にとどめる事はできます。
飼い主の私たちがまずは無事でいることで、愛するペットを守れます!
日ごろからの備えと、災害時の安全な避難行動を皆さんで今一度、見直してみましょう!
●地震
*家具の転倒防止対策
*本棚や食器棚の飛び出し防止
*冷蔵庫、炊飯器、電子レンジなどのキッチン家電やテレビのなどの固定
*1週間分程度の水や食料の備蓄
*家族間の連絡方法を決めておく
●風水害(ゲリラ豪雨や雷、竜巻)
【屋内の場合】
*2階以上の部屋に移動する(垂直避難)
*雨戸を閉める(雨戸が無い場合はカーテンを閉める)
*窓のない部屋または窓から離れて部屋の中央で身を守る
暴風雨や落雷により停電になることがあります。
猛暑日にエアコンが使えない状況は汗をかけないペットにとって危険です。
数時間の停電なら保冷剤や冷凍庫に水を入れたペットボトルを凍らせておいて、停電時に首やわきの下を冷やすと体温を下げることが出来ます。 また冷却マットもおすすめです。
【屋外の場合】
*近くの丈夫な建物の中に移動する
*川や水路のそばから離れる(急激な増水の危険)
*樹木のそばから離れる(落雷の危険)
※朝霞市ハザードマップ
https://www.city.asaka.lg.jp/uploaded/attachment/96303.pdf
※埼玉県防災マニュアルブック
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0401/05b-2001-1.html
※避難所の混雑状況をインターネットを利用して確認できます
https://www.city.asaka.lg.jp/soshiki/6/hinanjyokonzatujyokyo.html
災害時に開設される朝霞市内の避難所では、ペットと一緒に避難(同行避難)することはできますが、現時点では飼い主とペットが一緒に生活することはできません。
屋内スペースで受け入れ可能なペットは、飼育ケージ、キャリー、カゴなどに入っている小型のペットです。
避難所の混乱状態の中では、「ペットが苦手」「ペットは二の次」などと、さまざまな声があがるため、住み分けが必要とされます。
そのため飼い主は、日頃から避難所以外の避難先をいくつか見つけておくことが必要です。
🐾被災地から離れた親族の家
🐾ペットホテル
🐾動物病院
🐾ペットを通じて親しい友人知人宅
もしくは、自宅が安全で生活できる状態なら、馴れた環境である自宅で生活を送る(在宅避難)ことが一番です。
災害時のペット同行避難については、下記のサイトを参考にしてください。
※ペットの避難について
https://www.city.asaka.lg.jp/soshiki/14/pet-bousai.html
※ペットの屋内受入可の避難所(朝霞市指定避難場所一覧)
https://www.city.asaka.lg.jp/soshiki/6/hinanbasho.html
●ペットの避難時持ち出し品や備蓄品(優先順位順)
□療法食、薬
□ペットシーツ
□フードボウル
□食べ慣れたペットフード、水(できれば7日分以上)
□キャリーバッグやケージ(猫や小動物には避難時に欠かせないアイテム)
□予備の首輪や、リード(伸びないもの)
□トイレシーツや処理袋(猫の場合は使い慣れた猫砂、または使用済み猫砂の一部)
□飼い主の連絡先と、ペットに関した飼い主以外の緊急連絡先・預け先などの情報
□ペットの写真(印刷物と共に携帯電話などに画像を保存することも有効)
□ワクチン接種状況、既往歴、投薬中の薬情報、検査結果、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報
□タオル、ブラシ
□ウェットタオルや清浄綿(目や耳の掃除など多用途に使用可能)
□ビニール袋(排泄物の処理など多用途に利用可能)
□猫の場合は洗濯ネットなど(屋外診療・保護の際に有用)
□ガムテープやマジック(ケージの補修、段ボールを用いたハウス作り、動物情報の掲示など多用途に使用可能)
□お気に入りのおもちゃなど匂いがついた用品
※「ペット防災手帳」を活用しましょう!
朝霞市では災害時にペット同行避難に備えた持ち歩くことのできる「ペット防災手帳」を作成しています。
「ペット防災手帳」は、飼い主とペットを繋ぐ大切な情報を集約した記録簿です。
https://www.city.asaka.lg.jp/uploaded/attachment/85307.pdf
●「呼び戻し」と「ハウストレーニング」(犬の場合)
飼い主さんが「〇〇ちゃん!」と呼んだら、駆け寄ってきますか?
災害時にはこの「呼び戻し」が命を守るポイントになります。
パニックになり飼い主の見えないところに隠れてしまった時など、飼い主が名前を呼ぶことで安心して出てくるように、ふだんからペットとの信頼関係を築き、呼び戻しができるようにすることが必要です。
「呼び戻し」が出来るようになったら、「ハウストレーニング」をしましょう。
避難所ではケージやクレートで過ごすことになるので、ハウスが安全な場所、落ち着ける場所となるように、「ハウス」と言ったら、自分からハウスに入れるようにトレーニングをしましょう。
初めは、普段はあまり与えない大好物のオヤツを使い、「ハウス」と言って誘導して犬がハウスに入ったら褒めます。
それが出来るようになったら、食事の時に「ハウス」と言ってフードボウルで誘導して、ハウスに入ったら褒めて、食事を与えましょう。
ケージやクレートを普段から部屋で利用して慣らしておくと、避難所などの自宅以外の場所でも落ち着いていられるようになります。
以上のように災害時に備える物や事は、特別な準備ではなく普段の生活の延長です。
自分や大切な家族を守るために日ごろから備えておきましょう!
それから、もう一つお知らせ!
9月20日(金)から27日は動物愛護週間です。
朝霞市役所環境推進課が主催して、主に朝霞市内で活動している動物愛護団体が活動発表する“動物愛護パネル展”が9月20日から始まります。
可愛い犬や猫の写真や終生飼養の啓発資料の展示、ペット防災関連を含む適正飼養に関するパンフレットやリーフレットなども配布しますので是非、朝霞中央公民館へお立ち寄りください。
また、パネル展と同時開催の彩の国動物愛護推進員による活動の場もあります。
「わんこの介護者サロン」というテーマで参加者同士で情報交換会を行います。
*高齢や病気のわんこを介護している飼い主さん
*これから迎える高齢期や終末期(ターミナル期)に不安な飼い主さん
*わんこ、にゃんこなどの動物が虹の橋に旅立ち、ペットロスから抜け出せない飼い主さん
など、飼い主さんが元気を取り戻すお手伝いが出来ればと思います。
こちらは、9月21日(土)13:30~15:30 事前申し込みは不要ですので、この時間中に直接会場にお越しください。
TNR活動ボランティア団体もめんいとさんによる、「ねこのことはなそう会」にも是非!!
皆さまのお越しをお待ちしております🎵