2021年2月7日(日)「人と動物の防災セミナー」~今すぐやっておこう!日ごろの準備~Zoom開催のご報告
2021/02/16
埼玉県朝霞市で活動しています、動物との共生社会を目指す会 Vest.です。
先日のペット防災セミナーは初のオンラインでの開催でしたが、参加者の皆さま、講師を務めてくださいました佐々木おさむさんのお陰で大成功でした。本当にありがとうございました。
参加人数は、お申込みの方とそのご家族を含め15名で、ちょうど良い人数だったと思います。
ご講演のあとに、質疑応答と意見交換などじっくり出来て、講師とのディスカッションも大いに有意義な時間となりました。
講演の内容は、①飼い主の備え ②災害対策・ペット同行避難 ③ペットの避難所運営
三郷市においては、ペット同行避難用避難所運営マニュアルを作成し、スターターキット導入が検討され、避難所運営側に誰がなっても順序よくスタートできる体制づくりが進んでいます。
佐々木おさむさんの分かりやすく、ひとつひとつ丁寧な説明により、今までうっすらしか分からなかったことがハッキリ理解できたのではないかと思います。
京都や神奈川など、普段こちらの会場までお越しいただけない方もご参加いただき、それぞれのご自身の取り組みや地域の防災の現状などもお話ししていただきました。
自治体によって、ペット防災は力の入れ方にバラつきがありますので、ペットを飼っている人、飼っていない人にも知っていただけるよう行政もそして、私たちのような動物愛護ボランティア団体も周知していかなければなりません。
2月13日(土)にも福島県沖を震源とする最大震度6強という大きな地震が発生しました。
多くの方が10年前の東日本大震災を思い出し、恐怖と不安に襲われたのではないでしょうか。
何度も申し上げている通り、飼い主が無事でいなければペットを守ることは出来ません。
今一度、ご自宅の耐震性や家具の転倒防止、備蓄、ハザードマップなどを確認しておきましょう。
最後に、参加の皆様からのご感想を簡単にご紹介いたします。
Q.特に参考になった話・印象的な内容などがあれば教えてください。
A.☆市が防災手帳を作っている。私も住んでいる市に働きかけたい
☆住民が自治体に積極的に声を上げること
☆避難時のソフトケージの活用、火災時にはペットの命を優先に考え外に出すのも有 効かもというお話が特に頭に残っています。
☆本日はありがとうございました。佐々木先生のお話はわかりやすかったです。また、いくつか質問させていただきましたが、的確にお答えいただき感謝しています。あらためて、飼い主の皆さんを中心に情報発信しようと思いました。
☆ペットを飼っている側が災害時の準備をするだけでなく、ペットを飼ってない人にも、「ペットも避難してくる」という事を事前に認識してもらっておくというのは大事だなと思いました。初めから避難所の区分けや認識があれば、お互い不要なストレスを受けなくて済むので、まずは自分の住む場所の現状を知るところから始めて、できることを探していきたいと思います。
☆犬以外のペットの飼い主同士、横の繋がりがあるといいということ、また犬以外のペットを飼っているという事がわかる仕組みがあるといいと思いました。
☆私はペットを飼っていませんが、飼い主さんがペット同行避難をすることに備えて、日ごろからどういった準備が必要なのか、大変勉強になりました。また、自分が避難所に行った時に、ペットを連れて避難されている方に対して、理解する気持ちを持とうと思えるきっかけとなりました。
ご参加された皆さま、嬉しい感想をありがとうございました!
今回のセミナーをきっかけに、それぞれの地域で、災害時に人とペットがスムーズに避難できるように、日ごろからの備えが大切ということを広めて頂けたら幸いです。
ペット防災セミナーは何度も開催しておりますが、朝霞市を含め新たに発信している内容がありますので、今後も定期的に開催していきたいと考えています。
講師の佐々木おさむさんと、Vest.参加メンバーで記念撮影📸
朝霞市でもペット同行避難について、朝霞市指定避難場所一覧など、HPに掲載されておりますので、環境推進課のサイトを参考にしてください。
「ペット防災手帳朝霞市版」もダウンロードしてご活用をお願い致します。
https://www.city.asaka.lg.jp/soshiki/14/pet-bousai.html